こんにちは。管理栄養士の盛岡です。
今回は豚肉の部位ごとのエネルギー(カロリー)、タンパク質、脂質について解説します。
タンパク質の多い部位はどこか、カロリーや脂質の少ない部位はどこかが分かります。
ダイエットや筋力アップなどにぜひお役立てください!
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豚肉の栄養価(部位別)
下記の画像の成分量はいずれも100gあたりの量で、(タンパク質量)/(脂質量)の順番で書いています。
部位 | カロリー | タンパク質 | 脂質 |
かた | 201kcal | 18.5g | 14.6g |
かたロース | 237kcal | 17.1g | 19.2g |
ロース | 248kcal | 19.3g | 19.2g |
ヒレ | 118kcal | 22.2g | 3.7g |
肝臓 | 114kcal | 20.4g | 3.4g |
ばら | 366kcal | 14.4g | 35.4g |
もも | 171kcal | 20.5g | 10.2g |
ひき肉 | 209kcal | 17.7g | 17.2g |
一番低脂肪なのはヒレ肉になりますが、パサパサになりがちで食べにくいことと価格が高いことがあるので頻繁にはメニューに取り入れにくいと思います。
低脂肪な食事を心がけたい場合はもも肉が現実的です。
また豚こま切れ肉は色々な部位が使われていますが、ばら肉が使われていることも多いので注意しましょう
加工食品の栄養価
部位 | カロリー | タンパク質 | 脂質 |
ロースハム | 211kcal | 18.6g | 14.5g |
ベーコン | 400kcal | 12.9g | 39.1g |
焼き豚 | 166kcal | 19.4g | 8.2g |
ウインナー | 319kcal | 11.5g | 30.6g |
似たような加工食品でもハムとベーコンでは大きくカロリーが違うことが分かります。
ロースハムは1枚あたり約25kcal、ウインナーは1本あたり約70kcalになります。
まとめ
- ヒレ肉が高タンパク質だが、日常的に取り入れやすいのはもも肉
- 豚コマにはばら肉が使われていることが多いので注意
- ハムと比べてベーコンは脂質が多い
参考文献
文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」※大型種肉を参照