赤ちゃんの成長に欠かせない鉄分は、離乳食に意識して取り入れたい栄養素です。
赤ちゃんが食べやすいおにぎりにいろいろな具材を混ぜて、鉄分をしっかり補給しましょう!
今回は、離乳食後期から完了期にかけて食べられる、手づかみ食べにもぴったりな、鉄分が摂れるおすすめおにぎりレシピ5選を紹介します。
目次
鉄分が摂れる離乳食向けおにぎりレシピ5選
軟飯が食べられるようになる離乳食後期からは、手づかみ食べしやすいおにぎりが大活躍してくれます。
離乳食で取り入れたい鉄分を摂れる、おすすめおにぎりレシピを5つ紹介します。
きな粉と青のりの和風おにぎり
鉄分を含むきな粉と青のりを使い、かつお節を加えて風味よく仕上げたおにぎりです。
今回は鉄分が豊富なきな粉「スクスクダイズ」を使用しています。
スクスクダイズの鉄分含有量は普通のきな粉の約16倍であり、手軽に取り入れられるのが魅力です。
<材料(1食分)>
・軟飯 80g
・スクスクダイズ(きな粉) 小さじ1
・青のり 適量
・かつお節 適量
<作り方>
1)軟飯にスクスクダイズ(きな粉)、青のり、かつお節を混ぜ、食べやすい大きさに丸めたら出来上がり。
<冷凍保存について>
冷凍保存できます。1食分ずつ小分けにして素早く冷まして冷凍しましょう。解凍後におにぎりの形にするほうが、硬くなりづらくおすすめです。
<栄養成分値>
普通のきな粉の場合:107kcal 鉄分0.7mg
スクスクダイズの場合:106kcal 鉄分2.2mg
納豆の海苔サンドおにぎり
鉄分を含む納豆、海苔を使ったおにぎりです。
飛び散りやすいご飯粒や、べたつきやすい納豆も、海苔で挟むと食べやすくなります。
しらすやごま、青のりなどを混ぜ込んでもよいですよ。
<材料(1食分)>
・軟飯 80g
・ひきわり納豆 15g
・焼き海苔 1/2枚
<作り方>
1)軟飯と納豆を混ぜる。
2)海苔を半分に切り、片方に1を載せて広げる。もう片方の海苔を載せる。
3)キッチンばさみで食べやすい大きさに切ったら出来上がり。
海苔は噛み切りづらいため、おろし器に押し当てて穴を開けたり、100円ショップの海苔の穴開け器を使ったりすると、食べやすくなります。
<冷凍保存について>
解凍時に海苔がべちゃっとしたりご飯が硬くなったりする恐れがあるため、都度作るほうがよいでしょう。
<栄養成分値>
126kcal 鉄分0.6mg
小松菜とツナのごまおにぎり
鉄分の豊富な小松菜と、ツナ缶を混ぜ込んだ、ごまの風味がよいおにぎりです。
栄養満点なおにぎりで、朝食にもおすすめです。
<材料(1食分)>
・軟飯 80g
・ツナ缶(水煮・食塩不使用) 15g
・小松菜(葉先) 10g
・すりごま 小さじ1/2
<作り方>
1)小松菜はラップに包んで電子レンジ(600W)で20~30秒加熱し、水に取って冷まし、細かく刻む。
2)軟飯にツナ缶、小松菜、すりごまを加えて混ぜ、食べやすい大きさに丸めたら出来上がり。
<冷凍保存について>
冷凍保存できます。1食分ずつ小分けにして素早く冷まして冷凍しましょう。解凍後におにぎりの形にするほうが、硬くなりづらくおすすめです。
<栄養成分値>
111kcal 鉄分0.5mg
きな粉ごまおにぎり
鉄分を含むきな粉をまぶしたおにぎりです。
こちらも、鉄分を強化したスクスクダイズを使用しています。
きな粉がふんわりと香り、ベタベタしづらく食べやすいレシピです。
<材料(1食分)>
・軟飯 80g
・スクスクダイズ(きな粉) 小さじ1
・すりごま(白) 小さじ1
<作り方>
1)軟飯を食べやすい大きさに丸めます。スクスクダイズ(きな粉)、すりごまをまぶしたら出来上がり。
<冷凍保存について>
解凍時に硬くなる恐れがあるため、都度作るほうがよいでしょう。
<栄養成分値>
普通のきな粉の場合:116kcal 鉄分0.4mg
スクスクダイズの場合:115kcal 鉄分1.9mg
ひじきとじゃこの一口おにぎり
鉄分を含むひじきを使ったおにぎりです。
パラパラして食べづらいひじきも、おにぎりにすると食べやすくなります。
<材料(1食分)>
・軟飯 80g
・ひじき(乾) 小さじ1
・しらす 小さじ1
・すりごま 小さじ1/2
・削り節 少々
<作り方>
1)ひじきはたっぷりの水で戻し、水洗いする。鍋に湯を沸かしてひじきを約3分茹で、しらすを加えてさらに1分茹でる。水気を切り、食べやすい大きさに刻む。
1)軟飯に1、すりごま、削り節を混ぜ込み、一口大に丸めたら出来上がり。
<冷凍保存について>
冷凍保存できます。解凍する際に硬くならないよう、おにぎりにせずに1食分ずつラップに包んで冷凍しましょう。
<栄養成分値>
107kcal 鉄分0.3mg
おにぎりにさまざまな具材を混ぜ込むと、赤ちゃんも飽きずにいろいろな栄養素を補給できます。
ぜひ試してみてくださいね。
冷凍保存に関する注意点
冷凍保存をする際は、衛生面に注意しましょう。
出来上がった離乳食は1食分ずつ小分けにして素早く冷まし、冷めたらすぐに冷凍します。
解凍する際は鍋や電子レンジで十分に再加熱をしましょう。
保存期間は1週間を目安にし、なるべく早めに食べ切るようにしてください。
参考文献
文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」