ジュニアプロテインの対象年齢は何歳から?おすすめ商品もご紹介!

ジュニアプロテインの効果や選び方・おすすめ

こんにちは。管理栄養士の盛岡です。

子供がスポーツをしていると、気になるのが周りの子と比べたときの体格。「栄養が足りてないのかな…」と思うこともあるのではないでしょうか。

そうした方のために栄養補助として「ジュニアプロテイン」という子供用のプロテインがありますが、そもそも「ジュニア」とはいくつのことを指しているのか、自分の子供が飲んでも大丈夫なのか、分かりにくいかと思います。

そこでここではジュニアプロテインの主な対象年齢と飲む量について解説し、後半ではおすすめの商品についてご紹介いたします。

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対象年齢は何歳から何歳まで?

 

牛乳の成分とプロテインの成分

そもそも”Protein”とはタンパク質のこと。市販されている「プロテイン」は、牛乳や大豆の原料から脂肪分や糖質などを除去し、ドリンクや粉末状にしています。タンパク質自体が濃縮されているわけではなく、タンパク質以外の成分を省いているというイメージです。

ステロイドを含むドーピングや筋肉増強剤といいた「薬」とは異なり、食事で不足するたんぱく質を補う目的で利用する「食品」になります。そのため厳密に「何歳から何歳まで」といった制限はございません。

ただジュニアプロテインは子供の体に合わせてタンパク質量が調整されており、その代わりにカルシウムやビタミンなどの成長に必要な成分が多く配合されています。そこでジュニアプロテインを利用するにあたっては、主に以下の年代が対象になっています。

小学生

小学生のころはまだ体も小さく、本格的なトレーニングもあまり行わない時期。小学生の場合は普段の食事にプラスするという意味では、スポーツをやりはじめて一生懸命に練習するようになってから利用するのでもよいでしょう。

飲む回数はジュニアプロテインに含まれているタンパク質量・カルシウム量を考慮しますと、メーカーが定めている1食分を1日1回程度の摂取でよいのではないかと思います。

中学生

ジュニアプロテインは何歳から?

部活動に入ると、陸上・野球・サッカー・バスケなど競技に関わらず練習量が一気に増えます。また身長が最も伸びる時期であることから、タンパク質・カルシウムの必要性がとても高まります。

ただこの時期は本格的なウエイトトレーニングは基本的に行われず、筋肥大(筋肉を大きくすること)よりも成長期の栄養補助が大切なので、大人用プロテインよりもジュニアプロテインの方が中学生にはおすすめです。

中学生が飲む場合には、メーカーが定めている1食分で1日1~2回程度の量を目安にしましょう。女子も飲んで問題ありません。

ただ高校生にもなると、筋トレも積極的に行うようになってジュニアプロテインではタンパク質量が少ないため、通常のプロテインに切り替えるか併用する形で利用するようにして下さい。

小さい子供、幼児が飲んでもいいの?

おやつにプロテイン

小学生以下、3~5歳の小さい子供に飲ませる場合はどうでしょうか。

メーカーにもよりますが、ほとんどのジュニアプロテインに含まれている成分はタンパク質やカルシウムといった基本的な食品成分になります。

3~5歳の子供の場合のタンパク質やカルシウムの推奨量は、小学生の子供の必要量と比較すると以下のようになります。

タンパク質 カルシウム
3~5歳 25g 600mg
6~7歳 35g 600mg
8~9歳 40g 650mg

※男子に必要な1日あたりの推奨量(厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015」参照)

タンパク質については6割程度、カルシウムについてはほぼ同じ量が推奨されていることが分かります。

タンパク質・カルシウムは多少多めにとっても大丈夫ではありますが、少なくとも各メーカーが定めている1日量の半分程度であればまず問題はないでしょう。

人工甘味料などの添加物が気になる場合には、それらが使われていない商品を選ぶとよいです。

高校生や大人が飲んでもいいの?

「ジュニア」とは書いてありますが、大人や高校生が飲んでも大丈夫です。

高校生になるとほとんどの人は身長の伸びは止まりますが、骨量は20代半ばまで増え続けます。つまり、成長期が過ぎてもタンパク質やカルシウムをしっかりとることは大切なのです。

筋トレをして体を大きくしたいなら通常のプロテインの方が効果的かもしれませんが、カルシウムなどのミネラルは足りていない方がとても多いので、健康維持には断然ジュニアプロテインをおすすめします。

子供用プロテインを選ぶ際のポイント

ジュニアプロテインはどれがいいか選ぶ際には、以下のポイントをチェックしてみましょう。

エネルギー(カロリー)

プロテインは牛乳や大豆を原料に作られており、脂肪分はどれもとても低く抑えられていますが、タンパク質や糖質の量は製品によって様々です。

食の細い子供にとってはよいエネルギー源となりますので、カロリーが高いことは必ずしも悪いとは限りません。

ただし、砂糖などの糖質が多く含まれているためにカロリーが高い場合、血糖値が上がり体脂肪に変換されやすいので、商品に記載されている目安量以上に飲み過ぎないよう注意が必要です。

タンパク質

水泳の練習風景

練習後のリカバリーや、強い体づくりに欠かせない栄養素がタンパク質。運動量の多いアスリートであれば通常の1.5~2倍のタンパク質量が必要になるともいわれています。

また、タンパク質摂取量が増えるにつれて、その代謝に関わるビタミンB6をはじめとしたビタミンB群が多く必要になります。単純にタンパク質が含まれているだけでなく、ビタミンB群の栄養素が含まれているかどうかも栄養成分表示を見る際のポイントになります。

カルシウムとマグネシウム

カルシウムの多い牛乳

身長が伸びる成長期には、骨の形成に必要な栄養素であるカルシウムは多くの摂取量が必要です。

厚生労働省の「食事摂取基準」では、中学生の男子は1,000mgの摂取が推奨されています。大人の男性の推奨量が650mgであることを考えると、はるかに多い必要量ということになります。

カルシウムは不足しやすい栄養素ですので、食事に乳製品も取り入れながらしっかりとる必要があります。またカルシウムだけでなく、ビタミンDマグネシウムも含まれているとなお良いでしょう。

ビタミンDはカルシウムが腸管で吸収されるのを助ける栄養素で、マグネシウムはカルシウムと同様に骨や歯の形成に必要な栄養素です。特にカルシウム:マグネシウムは2:1の割合で摂取することが理想とされています。

その他の栄養素

鉄分

スポーツをしていると汗で鉄分が失われてしまったり、成長に伴う急激な血液量の増加にヘモグロビンの生成が追いつかなくなったりと、鉄分が不足しやすいです。

女子アスリートは特に貧血のリスクが高いため、貧血予防になる鉄分が含まれているものを選ぶとよいでしょう。

亜鉛

亜鉛はタンパク質の代謝を助けたり、成長ホルモンの生成・分泌に関わったりしているミネラルで、ジュニアアスリートには大切な栄養素です。

また亜鉛不足は食品の味に鈍くなる、味覚障害を引き起こすことがあります。これは、食欲不振の原因にもなってしまいます。

風味と甘味料

甘味料の写真

プロテインはそのままでは美味しいものではありませんので、多くの場合味付けがされています。

ジュニアプロテインも基本的には子供にとって美味しく飲めるよう、甘味料が使われており、砂糖であったり人工甘味料が使われています。

人工甘味料の代表的なものとしてはアスパルテームやアセスルファムK、スクラロースがございます。これらは砂糖と比べ非常に甘味が強いのが特徴で、少量の配合で甘味を感じることができるのでカロリーを低く抑えることができます。

人工甘味料には安全性を不安視する声もよく聞かれますが、「できるだけ自然に近いものがいい」ということであれば、砂糖や果糖のほか、植物性甘味料(ステビアやラカンカ)などで甘味づけしているものを選ぶのも1つです。

なお、砂糖や果糖の場合にはカロリーが高いことと、虫歯の原因に比較的なりやすいというデメリットがあるので注意しましょう。

人気ジュニアプロテインの比較表

下記の表では主なジュニアプロテイン3社(ザバス、ウイダー、アストリション)について、成分を比較しています。

ジュニアプロテインの比較1ジュニアプロテインの比較2

成分の詳細

ここからは主な人気のジュニアプロテインについて、成分の詳細を解説していきます。

アストリション ジュニアプロテイン

アストリションジュニアプロテイン(ココア味、レモンヨーグルト味)
アストリション ジュニアプロテイン >

内容量 600g(60食分)
販売価格 3,685円(税抜)
1食あたり 61円
カロリー 低い
33kcal
炭水化物 1.0g
タンパク質 普通
6.2g(大豆)
ビタミンB群 ビタミンB1:0.34mg
ビタミンB2:0.36mg
ナイアシン:5.0mg
ビタミンB6:0.50mg
葉酸:67μg
ビタミンB12:0.7μg
パントテン酸:1.7mg
骨の成分 カルシウム:400mg
マグネシウム:200mg
ビタミンD:2.0μg
その他の成分 ビタミンC:33mg
ビタミンE:5.0mg
鉄分:4.5mg
亜鉛:3.0mg
甘味料 植物性甘味料
(ステビア、オリゴ糖)

こちらは当社オリジナルのジュニアプロテインです。

タンパク質原料には大豆のみを使用しており、牛乳と混ぜて飲むことにより、動物性タンパク質と植物性タンパク質をバランスよくとることができます。また水に溶かして飲んでも大丈夫ですので、乳アレルギーを持つお子様にも安心です。

ミネラルはカルシウム400mgにマグネシウム200mgと2:1の割合でバランスよく配合されており、そのほか亜鉛も配合されていますので成長期の小学生・中学生におすすめのプロテインです。

甘味料には植物由来の甘味料であるステビアとオリゴ糖を使用しています。

ステビアはあまり聞き慣れない名前かと思いますが、WHO(世界保健機関)をはじめ世界で安全性が認められており、人間において長い食経験がある「既存添加物」として日本でも使用が許可されている甘味料です。
ステビア

風味はアスパルテームやスクラロースなどの人工甘味料や砂糖と比べると若干劣りますが、低カロリーで何より子供が毎日飲んでも安心です。

フレーバーは甘みがありおやつにもおすすめのココア味と、さっぱりとして水に溶かして美味しいレモンヨーグルト味の2種類があります。

詳細については下記の商品ページもご参照ください。

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ザバス ジュニアプロテイン

ザバスジュニアプロテイン840g(ココア味・マスカット味)

内容量 ココア味:840g(60食分)
マスカット味:700g(50食分)
希望小売価格 4,200円(税込)
1食あたり 76円
カロリー 普通
50kcal
炭水化物 5.1g
タンパク質 普通
6.0g(ホエイ)
ビタミンB群 ビタミンB1:1.0mg
ビタミンB2:0.8mg
ナイアシン:3.3mg
ビタミンB6:0.17mg
葉酸:30~105μg
ビタミンB12:0.5~1.8μg
パントテン酸:0.92mg
骨の成分 カルシウム:420mg
マグネシウム:10mg
ビタミンD:0.83μg
その他の成分 ビタミンC:90mg
ビタミンE:1.3mg
鉄分:4.6mg
甘味料 砂糖
スクラロース
アスパルテーム
アセスルファムK

「ザバス」は日本で最もメジャーなプロテインブランドで、どのカテゴリーも常にランキング上位にあります。

ザバスのジュニアプロテインに含まれているタンパク質は、「ホエイ」という乳成分由来のタンパク質が原料で、1食あたり6.0g含まれています。

カルシウムは420mgとしっかり配合されており、ビタミンCやビタミンEといった抗酸化作用のあるビタミンも配合されています。

1食あたりの価格が約75円と安く経済的なのも続けやすくて嬉しいポイントではないでしょうか。

マグネシウムは10mgとわずかだけ含まれており、甘味料には砂糖も人工甘味料も使われています。

味はココア味とマスカット味の2種類。

ウイダー ジュニアプロテイン

ウイダージュニアプロテイン980g(ココア味・ヨーグルト味)

内容量 980g(49食分)
希望小売価格 4,200円(税抜)
1食あたり 93円
カロリー やや高い
74kcal
炭水化物 8.2g
タンパク質 やや多い
8.4g(ホエイ+大豆)
ビタミンB群 ビタミンB1:0.46mg
ビタミンB2:0.54mg
ナイアシン:7.0mg
ビタミンB6:0.46mg
葉酸:90μg
ビタミンB12:0.8~3.0μg
パントテン酸:2.4mg
骨の成分 カルシウム:500mg
ビタミンD:2.0μg
その他の成分 鉄分:4.6mg
甘味料 砂糖、果糖

ウイダージュニアプロテインはカルシウムが1食あたり500mgと最も豊富に含まれています。タンパク質はココア味はホエイと大豆の2種類、ヨーグルト味はホエイのみが原料に使われており、ザバスよりも配合量が8.4gと多いです。

甘味料には人工甘味料が使われておらず、砂糖と果糖が使われています。ただその分、炭水化物の量が8.2gと多くなっているため、カロリーも74kcalとやや高めです。

マグネシウムやビタミンCは含まれていません。味はココア味とヨーグルト味の2種類です。

タイプ別のおすすめ

下記の表は人工甘味料の有無とタンパク原料の違いごとの比較になります。

ジュニアプロテインの比較(人工甘味料の有無、タンパク原料)

一番有名なものという点では、ザバスのジュニアプロテインがおすすめです。タンパク質・カルシウムだけでなくビタミンCも豊富なので、体調管理にも役立つでしょう。

人工甘味料なしで、子供にはできるだけ自然に近いものをとらせたいという方には、ウイダーやアストリションのジュニアプロテインがおすすめです。

また当社のジュニアプロテインは乳成分由来のホエイタンパク質やカゼインタンパク質を使用していないため、牛乳が苦手という子供も飲むことができます。

あとは頻繁に飲むものですので、子供が「美味しい」といって続けられそうかどうかで判断するとよいでしょう。

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参考文献

厚生労働省:平成28年度 国民健康・栄養調査
厚生労働省:「日本食品標準成分表2015年版(七訂)
田口素子・樋口満 編:「体育・スポーツ指導者と学生のためのスポーツ栄養学」.市村出版,2014.
各メーカーのHP