こんにちは。寒さも一段と厳しくなりました。温かい飲み物がおいしい季節ですね(^^)
特に朝は一日の中で一番体温の低い時間帯となるので、毎朝飲んでいるプロテインをホットで飲むと、体温を上げる効果が期待できます。
体温が上がると血液の流れがよくなり免疫力が高まります。インフルエンザが流行するこの季節、見逃せない効果ですね。
そこで今回は、温めたプロテインの栄養価と、ホットプロテインのおすすめの作り方をご紹介いたします。
温めた牛乳に混ぜる場合の栄養価
ビタミン・ミネラルの損失
プロテインを温めた牛乳に混ぜると、熱によって栄養素が壊れたりしないかな?と思う方も多いかと思います。
加熱による栄養素の損失については、ビタミンB1やCは比較的酸化されやすく、ある程度減ったり壊れたりします。
ただ、プロテインを温かい牛乳に混ぜる程度だと熱が伝わるのも短時間なので、それほど壊れることはありません。
また、カルシウム・鉄分・亜鉛・ビタミンDなどは、あまり減少することはありません。
当店のジュニアプロテインはソイプロテインを原材料としており、ホエイプロテインに比べ熱に強いです。
とはいえやはり熱により多少栄養価は変わりますので、沸騰するほど熱々の牛乳を使用するのではなく、60度程に温めた牛乳を使用した方が栄養素を壊さず残せます。
タンパク質の熱変性
プロテインに含まれている「タンパク質」というのは、アミノ酸がたがいに絡み合いつながったもので、立体的な構造をもっています。
熱によってこの立体構造が変化し、性質が変わることを「熱変性」と言います。
分かりやすく言うと、タンパク質を豊富に含む食品である卵を、ゆで卵にする(熱を加える)と、白身や黄身が固まるのは、熱変性によるものです。
プロテインに熱変性が起こると、ダマになりやすくなります。また、ホエイ・カゼイン・ソイなど、プロテインの原料によっても熱変性を起こす温度が異なります。
それでは各種プロテインの熱変性温度を見ていきましょう。
ホエイプロテイン
ホエイプロテインは80℃程度で熱変性を起こしますので、熱々の牛乳に溶かすのは避けた方が無難です。
また、ホエイプロテインを牛乳に溶かしてからレンジで温めると短時間で高温となり、ダマができやすくなるので注意しましょう。温度設定機能があれば60℃程の設定で温めるのがおすすめです。
カゼイン/ソイプロテイン
カゼインプロテインやソイプロテインは熱に強く、100℃程度の熱では熱変性は起こりません。
ホットプロテインを楽しむのに適したプロテインといえます。
味の変化
温めることにより牛乳の甘みとプロテインの甘みが強く感じられ、デザートドリンク感覚で楽しむことができます。
甘いもの欲が満たされ、お菓子などの嗜好品の摂りすぎ防止にもなりますよ。
好みにもよりますが、フルーツ味やヨーグルト味は酸味が強く感じられることがありますのでご注意を。
ホットでも美味しい、カフェオレ味、ココア味、コーヒー味、チョコレート味など、お茶系やスイーツ系のプロテインがおすすめです。
ホットプロテインの作り方・注意点
おすすめのホットプロテインの作り方をご紹介します。
\普段通りしっかりシェイクして、レンチン!/
1)プロテインと牛乳をシェイカーに入れてしっかり混ぜる
2)耐熱カップに移す
3)電子レンジで600W1分を目安に温める(温度設定機能があれば60℃程に設定し温める)
加熱のしすぎは栄養素が壊れるだけでなく、牛乳の膜が張ってしまいますので注意しましょう。
毎日作るなら、サッと作れて、洗い物も少ないこのやり方が一番おすすめです。電子レンジ対応シェイカーというのも売られているので、活用すると更に便利ですね。
温めるとダマになってしまうプロテインもありますが、この方法なら加熱時間も調整でき、失敗なく作れます。
おすすめレシピ
【 ホットプロテイン・カフェオレ風 】
材料(1人分)
・ココア味プロテイン 規定量
・牛乳 規定量
・インスタントコーヒー お好みの量
作り方
1)パッケージに記載されている規定量の牛乳とプロテインをシェイカーに入れ、振り混ぜます。
2)耐熱カップに注ぎ、電子レンジで600W1分を目安に温めます。
3)インスタントコーヒーを振り入れ、よく混ぜたら出来上がり。
ホットでおすすめのフレーバー、ココア味のプロテインにはインスタントコーヒーやココアパウダーをちょい足しするのが良く合います。
味が引き締まっておいしいですよ(^^)
牛乳が苦手という方には、香ばしい風味であっさりとしたアーモンドミルクや、自然な甘みとクリーミーなコクがあるオーツミルクで代用しても◎。
これなら毎日出来そう!というあなたにピッタリの作り方は見つかりましたでしょうか。
プロテインは温めることにより、味の感じ方が変わることもあります。プロテインの原料やフレーバー、温度をポイントとして押さえておきましょう。
今回もお読みいただきありがとうございました!