大豆から作られる栄養豊富なきな粉。
成長期の子供に必要なカルシウムも豊富ですが、含有量はどのくらいなのでしょうか?
また子供や赤ちゃんに必要なカルシウムの量も知り、不足しないように補給しましょう。
今回は、きな粉のカルシウム含有量や、おすすめ商品を紹介します。
目次
きな粉のカルシウム含有量
きな粉のカルシウム含有量は、きな粉の量によって異なります。
量による含有量の違いは下記のとおりです。
きな粉の量 | カルシウム含有量 |
100g | 190mg |
大さじ1(7g) | 13mg |
小さじ1(2.3g) | 4mg |
きな粉は100gあたりのカルシウム含有量を見ると豊富ではありますが、1食あたりである大さじ1杯(7g)では13mgほどです。
牛乳はコップ1杯(約200g)で220mgほどカルシウムを含むため、牛乳の17分の1ほどしか摂取できない計算です。
カルシウム補給を目的にするのであれば、きな粉以外の食べ物や、カルシウム強化されたきな粉を取り入れるなどの工夫をしたほうがよいでしょう。
牛乳やヨーグルトにきな粉を入れた場合の含有量
牛乳やヨーグルトにきな粉を入れた場合、どのくらいカルシウムを摂れるのでしょうか。
下記の場合の含有量を見てみましょう。
分量 | カルシウム 含有量 |
牛乳コップ1杯(200g) +きな粉大さじ1杯 |
233mg |
ヨーグルト1個(100g) +きな粉大さじ1杯 |
133mg |
牛乳やヨーグルトにきな粉大さじ1杯を入れると、カルシウムを13mg強化できます。
子供や赤ちゃんにきな粉はどれだけあげるとよい?
子供や赤ちゃんにきな粉をあげる場合の目安は、小さじ1~大さじ1ほどです。
決まりがあるわけではありませんが、このくらいの量であれば、食事のバランスを乱さずに無理なくきな粉を取り入れられるでしょう。
しかし、日本人は子供から大人まで、カルシウムの摂取量が不足気味です。
カルシウムの1日に必要な量と、平均的な摂取量を見てみましょう。
▼子供のカルシウムの食事摂取基準(1日あたり)
年齢 | 推奨量 | |
男児 | 女児 | |
6~11ヶ月 | 250mg ※目安量 |
250mg ※目安量 |
1~2歳 | 450mg | 400mg |
3~5歳 | 600mg | 550mg |
6~7歳 | 600mg | 550mg |
8~9歳 | 650mg | 750mg |
10~11歳 | 700mg | 750mg |
12~14歳 | 1,000mg | 800mg |
15~17歳 | 800mg | 650mg |
▼子供の平均的なカルシウム摂取量
年齢 | 男児 | 女児 |
1~6歳 | 446mg | 391mg |
7~14歳 | 676mg | 594mg |
15~19歳 | 504mg | 454mg |
年齢の区分が違うため厳密な比較はできませんが、例えばカルシウムの必要な量がもっとも多くなる12~14歳の年代では、
・男児:324mg
・女児:204mg
もの量が不足していると推測できます。
普通のきな粉だけで不足するカルシウムを補うのは難しく、さまざまな食べ物を工夫する必要があります。
どのような食べ物がよいかは「カルシウムと鉄分の多い食品一覧|おすすめメニューも紹介」で紹介しているため、参考にしてみてください。
カルシウムが豊富なきな粉なら「スクスクダイズ」
福井県産大豆「里のほほえみ」から作られる、きな粉食品であるスクスクダイズ。
カルシウムが強化されており、不足しがちなカルシウムを手軽に補給できます。
大さじ1杯(7g)のカルシウム含有量は210mgであり、普通のきな粉の16倍ほど。
きな粉の香ばしい香りを感じられる味で、アレンジしやすいのも魅力です。
牛乳や豆乳に混ぜて、ヨーグルトやパンにかけて……など、さまざまな取り入れ方ができます。
子供はもちろん、赤ちゃんの離乳食にも取り入れられます。
乳由来の原材料は使っていないため、乳アレルギーをお持ちのお子さんのカルシウム補給にもぴったりです。
カルシウム不足が気になる場合、子供のスクスクとした成長を支えたい場合は、ぜひスクスクダイズをチェックしてみてください。
きな粉だけでなく、きな粉以外のカルシウムが豊富な食べ物や、スクスクダイズのように手軽に取り入れられるものを使い、子供のカルシウム不足を解消させましょう!
参考文献
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
厚生労働省「令和元年「国民健康・栄養調査」の結果」