子供の身長を伸ばす朝ごはんとは？和食・洋食のメニュー例

子供の健やかな成長を支えるために、朝ごはんはしっかり食べたいもの。

身長を伸ばすことや、体温を上げて1日を活発に過ごせるようにするなど、朝ごはんには欠かせない役割があります。

とはいっても、どのようなメニューがよいのか悩む方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、子供の身長を伸ばすために必要な栄養素を摂れる、朝ごはん献立の例を「和食」「洋食」の2パターンに分けてご紹介します。

朝ごはんを食べないと身長は伸びない？

成長期の子供は、体を作るための材料（栄養素）や、エネルギーがたくさん必要とされるため、朝ごはんをしっかり食べて栄養補給することが大切です。

なかでも身長が伸びるのを助ける栄養素は、タンパク質、カルシウム、亜鉛、ビタミンDなどがあります。特にカルシウムやビタミンDは不足しやすい栄養素であり、昼や夕の2食だけでは、不足する恐れがあります。

またこれらの栄養素だけでなく、摂取エネルギー（カロリー）の不足も身長が伸びない原因になります。ごはん（米）やパンで炭水化物をとることも成長には大事なのです。

朝ごはんを食べないと、身長が伸びるためのエネルギーや栄養補給ができず、身長が伸びる機会を減らしてしまうことになりますので、バランスのよい朝ごはんを目指しましょう。

身長を伸ばす、栄養バランスのよい朝ごはん献立のポイントは、下記を組み合わせることです。

・主食：ご飯、パンなど
・主菜：卵、大豆製品、肉、魚など
・副菜：色の濃い野菜、きのこなど
・乳製品：牛乳、ヨーグルト、チーズなど

この4つを組み合わせると栄養バランスが整いやすく、かつ身長を伸ばすために必要な栄養素を補給できます。

和と洋に分けて、朝ごはん献立を2パターン紹介します。

ワンプレートにすることで、洗い物を減らせるようにしています。

＜献立＞
・おにぎり2個（160g）
・じゃこ入り卵焼き
・ミニトマト
・キウイフルーツ
・厚揚げと小松菜としいたけの味噌汁
・牛乳

＜栄養価＞
エネルギー： 501kcal
タンパク質： 20.2g
カルシウム： 352mg
亜鉛： 2.7mg
ビタミンD ： 2.5μg

＜ポイント＞
・卵料理を取り入れると、タンパク質や亜鉛を補給できます。ちりめんじゃこを加えて、カルシウムを強化しています。

・味噌汁には、カルシウムの豊富な厚揚げ、小松菜を使っています。またカルシウムの吸収を助けるビタミンDを含むしいたけを入れています。

・朝にコップ1杯の牛乳を取り入れるようにすると、不足しがちなカルシウム補給に役立ちます。

＜献立＞
・ロールパン2個
・レンジで作るチーズ入りオムレツ（ミックスベジタブル入り）
・ブロッコリー
・オレンジ
・きのこのスープ
・ヨーグルト

＜栄養価＞
エネルギー： 461kcal
タンパク質： 23.6g
カルシウム： 324mg
亜鉛： 2.6mg
ビタミンD ： 2.2μg

＜ポイント＞
・カルシウム源としてヨーグルトを取り入れています。牛乳に比べると、食べられる（飲める）量が少なくなるので、オムレツの中にチーズを入れてカルシウム強化をしています。

・ビタミンＤが豊富なきのこをスープに入れています。

・ブロッコリーやミックスベジタブルなど、冷凍野菜を活用すると、忙しい朝でも手軽に野菜を増やせます。

朝はなにかとバタバタしてしまうので、前日に野菜を切っておくと、朝の準備がスムーズになります。

朝ごはんは身長を伸ばすのはもちろん、体や脳のエネルギー源となり、元気な1日を過ごすためにも大切です。

ぜひ参考にしてみてくださいね。