この記事は第三者の監修を受けています。
竹中美恵子 先生(小児科医/小児慢性特定疾患指定医/難病指定医)
「女医によるファミリークリニック」院長。
2009年、金沢医科大学医学部医学科を卒業。広島市立広島市民病院小児科などで勤務した後、自らの子育て経験を生かし、「女医によるファミリークリニック」(広島市南区)を開業。産後の女医のみの、タイムシェアワーキングで運営する先進的な取り組みで注目を集める。 日本小児科学会、日本小児皮膚科学会、日本周産期新生児医学会、日本小児神経学会、日本リウマチ学会などに所属。
子供用プロテインとして販売されている「ジュニアプロテイン」は、スポーツをするための体づくりや健康維持に役立つ栄養補助食品です。
しかし子供がまだ小さい場合、
「子供にはいつから飲ませてもいいのだろう?」
「大きくなったウチの子が飲んでもいいのかな?」
など疑問に思う方も多いかと思います。
そこで今回は、ジュニアプロテインの対象年齢について解説し、実際の利用者の声をご紹介いたします。
目次
対象年齢は何歳から何歳まで?
ジュニアプロテインは「医薬品」ではなく、牛乳や豆乳と同じ「食品」ですので厳密に「何歳から何歳まで」といった制限はありません。
ただ大人用のプロテインと違いビタミン・ミネラルが豊富に含まれているため、身長が伸びる成長期には特におすすめです。
小学生
小学生のころはまだ体も小さく、本格的なトレーニングもあまり行わない時期。
小学生の場合は普段の食事にプラスするという意味では、スポーツをやりはじめて一生懸命に練習するようになってから利用するとよいです。
あるいは食が細くて朝食があまり食べられない子供の場合には、朝食時に補助的に利用するのもよいでしょう。
飲む回数はジュニアプロテインに含まれているタンパク質量・カルシウム量を考慮しますと、メーカーが定めている1食分を1日1食程度の量でよいです。
中学生
部活動に入ると、陸上・野球・サッカー・バスケなど競技に関わらず練習量が一気に増えます。また身長が最も伸びる時期であることから、タンパク質・カルシウムの必要性がとても高まります。
厚生労働省の出している「日本人の食事摂取基準」では、大人のカルシウム摂取の推奨量は650~700mgに設定されているのに対し、12~14歳の子供は男子で1,000mg、女子で800mgが推奨されています。
さらにスポーツをしていると汗でカルシウムや鉄分が排出されて不足しやすくなります。
この時期は本格的なウエイトトレーニングは基本的に行われず、筋肥大(筋肉を大きくすること)よりも成長期の栄養補助が大切なので、大人用プロテインよりもジュニアプロテインの方が中学生にはおすすめです。
中学生が飲む場合には、メーカーが定めている1食分で1日1~2食程度の量を目安にしましょう。
小さい子供、幼児が飲んでもいいの?
小学生以下、2~6歳の小さい子供に飲ませる場合はどうでしょうか。
メーカーにもよりますが、ほとんどのジュニアプロテインに含まれている成分はタンパク質やカルシウムといった基本的な食品成分になります。
そのため量を調整すれば小さい子供でも飲んで問題ありません。
幼児のタンパク質やカルシウムの推奨量は、小学生の子供の必要量と比較すると以下のようになります。
タンパク質 | カルシウム | |
3~5歳 | 25g | 600mg |
6~7歳 | 35g | 600mg |
8~9歳 | 40g | 650mg |
※男子に必要な1日あたりの推奨量(厚生労働省「日本人の食事摂取基準2020」参照)
タンパク質については6割程度、カルシウムについてはほぼ同じ量が推奨されていることが分かります。
タンパク質・カルシウムは多少多めにとっても大丈夫ではありますが、少なくとも各メーカーが定めている1食分の半分~1食分程度の量あればまず問題はないでしょう。
基本的には食事から栄養をとることが大切ですが、子供が少食・偏食な場合には補助的に活用するのもよいです。人工甘味料などの添加物が気になる場合には、それらが使われていない商品を選びましょう。
なお0~1歳の赤ちゃんには、プロテインを与えるのは早すぎると考えられます。味が濃く栄養価が高いプロテインは負担になる可能性があるため、幼児食を中心に栄養を補給することが基本です。
高校生の体づくりにも
高校生になると部活で本格的なレジスタンストレーニング(筋トレ)を行うことも多くなります。
筋肥大をさせるためには多くのタンパク質が必要になりますため、ジュニアプロテインでは少しタンパク質が足りないことから、大人用プロテインに切り替えた方がよいです。
ただし健康維持のための栄養補助であれば、高校生がジュニアプロテインを飲むことはダメなわけではありません。
ほとんどの子供は15~16歳で成長期は終わりますが、骨量は20代半ばまで増え続けますので、大人になるまでにいかに骨量を増やせるかが、将来的な健康にも関わってきます。
また前述しました通りスポーツ選手は汗でカルシウムや鉄分などのミネラルを失いやすいです。
サッカーやラグビーなどのコンタクトスポーツでは骨折のリスクがあり、マラソンなどの持久系スポーツでは疲労骨折や貧血のリスクがあります。
こうした怪我予防や体調管理の観点では、ビタミン・ミネラルが豊富なジュニアプロテインを併用して栄養を補助するのもよいでしょう。
大人が飲むのはいいの?
高校生と同様、大人が飲んでも大丈夫です。
ジュニアプロテインは子供の体づくりにはもちろん良いですが、良質なタンパク質や不足しがちなビタミン・ミネラルがとれるため大人の美容・健康にも役立ちます。
ダイエットで軽めの運動をしている女性であったりすると、大人用プロテインでかえって太ってしまうケースもあります。そういう意味ではジュニアプロテインがカロリーやタンパク質量的にもちょうどよいでしょう。
実際の利用者は何歳?
アンケート結果
「アストリション ジュニアプロテイン」の利用者から、年代についてアンケートをとりましたところ、以下の回答結果となりました。
<ジュニアプロテインの利用者は何歳?>
年代 | 人数 | 割合 |
4歳以下 | 1人 | 2% |
5~6歳 | 6人 | 12% |
7~8歳 | 9人 | 18% |
9~10歳 | 14人 | 28% |
11~12歳 | 16人 | 32% |
13~15歳 | 25人 | 50% |
16~18歳 | 3人 | 6% |
大人 | 3人 | 6% |
実施日:2024年4月12日~6月26日
回答者:50名
アンケートの結果から、成長期にある9歳~15歳での利用が多いことが分かります。
4~6歳の幼児からの利用も一定数ありました。
ここからはお客様より実際に頂いたおハガキから、年齢について記載のあるものをピックアップしてご紹介いたします。
小学生と中学生
中学生と小学生の子どもがおり、スイミングやサッカーの練習後に牛乳に混ぜて飲んでいます。
味も好みのようで、粉っぽさもなく、飽きずに飲んでいます。最近…伸びてきて、飲む量も少し増えたような気がします。
定期購入も検討中です。(今回3回目の購入です)
小学4年生
家でも学校でも好き嫌いが激しく、好きなものしか口にしない息子(小4)。
野菜も一切食べず、肉しか食べないので、体力も落ちてきているのが心配でした。
野球も昨年から始めたため、何か良い方法はないか??と考えてところ、プロテインを飲ませてみようということになり!!
アストリションのプロテインは砂糖も不使用でしっかり栄養士さんが健康面をサポートして作ってくださっているのに魅力を感じ、息子もゴクゴク飲んでいます。
小学2年生
小2男児、ジュニアプロテインを飲んでいます。(ココア味とイチゴ味)
空手を習い始め、体づくりもかねてこのジュニアプロテインを選びました。
朝と夜、空手の練習の後に飲んでいます。本人も飲みやすく、おいしい!と言っています。
これからの成長が楽しみです。
小学6年生
以前、ホエイのプロテインを飲んで体重が増えすぎてしまった息子(小6)。大豆のジュニアプロテインを探していました。味も美味しいと安心して飲んでいます。
1ヶ月ほど継続しましたが、すでにパフォーマンスが上がった気がします。ありがとうございました。
中学生
中学生の息子に、2~3年前からプロテインを飲ませていますが、以前は市販のジュニアタイプでしたが、中学生になり成長面も考え亜鉛入りのものを探し、やっとこの商品に出会えました。
息子は野球をやっているので、しっかりとした体づくりをしたいと思い飲んでもらっています。
本人はプロテイン自体があまり好きではないんですが、「体が強くなるよ」と言って、毎日飲んでいます。
4歳
乳アレルギーを持つ娘(4歳)に何かおいしくカルシウムやビタミンなどがとれるものはないか?と探していたところ、こちらの商品を見つけました。
毎朝豆乳にジュニアプロテインとバナナ1本を入れ、ブレンダーでジュースにして飲んでいます。
娘もとっても気に入っていて、ブレンダーの音を聞くとよろこんで近くにかけよって来ます!母の私も朝食としておいしく飲んでいます(^^)
とてもすてきな商品に出会えました!ありがとうございます。
小学6年生・大人
1日2回(朝・夕)飲み始めて3ヶ月が経ち、測ってみたら2.8cm伸びていてビックリしました(小6息子)。
イチゴ味を牛乳で割ると、まさにおいしい「いちごミルク」で私(母)も一緒に飲み続けています!!
なんと私(母)も体調が改善されてきて、もう手放せないです♡
5歳と7歳
子供の栄養をサポートする、安心した材料の補助食品を探して、栄養分や配分量、余計なものが入っていないかなどとことん調べてたどり着いたのがこちらでした!
子供はまだ7歳と5歳なので、1日の目安量の半分ほどで飲ませています。
朝、食欲がないときに飲むことが多いです。栄養はプロテインの他に鉄分を重視しました。
しかし無理なく続けたいので、必ず毎日飲む、などとは決めずに、飲まない日もあります。これからも続けようと思っています。
まとめ
子供が食べられるものは大人も食べられるように、ジュニアプロテインは幅広い年代の方の栄養補助に役立てられます。
年代によって必要な栄養素の量は異なりますので、目的に合わせて選択するとよいでしょう。
また当社では国内製造の大豆タンパク質を使ったジュニアプロテインを販売しています。
人工甘味料・合成着色料・保存料は不使用なので、子供が毎日の栄養補助で飲んでも安心。成長期の体づくりに役立ちます。よければご検討頂けますと幸いです。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました!
参考文献
伊藤貞嘉 佐々木敏 監修:厚生労働省「日本人の食事摂取基準」策定検討会報告書.第一出版,2020.
骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版