きな粉の鉄分含有量はどれだけ？子供の必要量やおすすめ商品もご紹介

大豆から作られるきな粉は、鉄分が含まれるため子供や赤ちゃんの栄養補給にぴったりです。

具体的に、きな粉から摂れる鉄分はどのくらいなのでしょうか？

また子供や赤ちゃんには、毎日どのくらい鉄分が必要なのかも知っておきましょう。

今回は、きな粉の鉄分含有量や鉄分が多いおすすめ商品について、管理栄養士が解説します。

きな粉の鉄分含有量

きな粉の鉄分含有量は、下記のとおりです。

きな粉は100gあたりの鉄分含有量は8.00mgと多いのですが、大さじ1（7g）では0.56mg、小さじ1（2.3g）では0.18mgとなります。

子供・赤ちゃんの離乳食できな粉を使う場合、小さじ1～大さじ1ほどを目安にするとよいでしょう。

目安の量に厳密な決まりがあるわけではありませんが、他の食品もバランスよくとることを考えると、このくらいの量にしておくと栄養素の過不足が起きにくくなると考えられます。

しかし、小さじ1～大さじ1のきな粉だけでは、1日に必要な鉄分の量を満たせません。

子供・赤ちゃんの1日に必要な鉄分の量を、男児・女児に分けて見てみましょう。

▼男児の鉄分の食事摂取基準（1日あたり）

▼女児の鉄分の食事摂取基準（1日あたり）

例えば、6ヶ月～7歳ごろまでの鉄分の推奨量は、4.5～5.5mgほどです。

きな粉に換算すると、56～69g（大さじ8～10）ほどとなり、毎日食べられる量ではありません。

鉄分不足を防ぐには、きな粉を取り入れる以外にも、赤身の肉や魚、大豆製品、緑黄色野菜など、鉄分が豊富なさまざまな食品を取り入れるようにしましょう。

こちらの記事「カルシウムと鉄分の多い食品一覧｜おすすめメニューも紹介」で子供の成長に必要な栄養素を摂れる食べ物を紹介しているため、ぜひご参照ください。

きな粉だけで鉄分補給をするのは難しいのですが、鉄分がしっかりとれるきな粉としておすすめなのが「スクスクダイズ」。

福井県産大豆「里のほほえみ」を使用したきな粉食品で、スクスクダイズ大さじ1杯（7g）あたりで5.0mgの鉄分が含まれています。ふつうのきな粉の約9倍もの含有量です。

不足しがちな鉄分をしっかり強化できるため、鉄分不足の心強い味方となってくれます。

味も香ばしいきな粉の香りがよく、きな粉と同じようにさまざまな使い方があります。

ヨーグルトやパンにかけたり、牛乳や豆乳に混ぜたり、手作りおやつの材料にしたりするなど、毎日取り入れやすいのも魅力です。

また人工甘味料・乳化剤・香料・着色料・増粘剤・保存料などは無添加であり、子供はもちろん、赤ちゃんの離乳食にも取り入れられます。

鉄分以外にも、成長期の子供が摂りたいカルシウムや、鉄分の吸収をよくするビタミンCなどの栄養素も強化されています。

偏食や食べムラ、少食に困って栄養不足が心配な場合は、ぜひ一度チェックしてみてください。

きな粉は鉄分だけでなく、タンパク質やカルシウムなどの栄養補給にも役立つ食べ物です。

手軽に取り入れられ、手作りおやつにも活用できるのがうれしいポイントです。

ぜひきな粉を上手に取り入れて、栄養補給に役立ててください。