こんにちは。暑い日やハードな練習が続くと、食欲が落ちているお子様も多いのではないでしょうか。
試合や練習で疲労困ぱい、量をしっかり食べられない!とお困りの子も、こんな時、カレーのおいしそうなスパイスの香りを嗅ぐと、おのずと食欲が沸いてきますよね。
そこで今回は、カレーのメリットや注意点もお伝えしながら、次の試合に役立つ「カレー献立」をご紹介します。
アスリートにカレーがおすすめの理由・メリット
試合の前は、エネルギーを充分に補給する事がなによりも大切となります。
運動時の主なエネルギー源であるグリコーゲンをしっかり蓄えておくためには、試合前日は糖質中心のメニューがよいです。
カレーライスは糖質であるご飯がしっかり食べられ、また、食欲がわきやすいメニューとなり試合前にはぴったりのメニューといえます。
1品で肉や野菜など色々な具材を加えられるため、栄養バランスも整えやすいのもメリットですね。
試合前にカレーをとる場合の注意点
試合前日は消化のよい低脂質な食事が望ましいですが、カレールウには脂質が多く含まれています。
試合前日をカレーメニューにする場合は、カロリーオフタイプのカレールウも市販されているので、そういったものを使用するとよいでしょう。
また、普通のカレールウで作る場合は、トマト缶など野菜の旨味を利用して、その分ルウを減らすのも手軽でいいですよ。カレー粉を使うのも脂質が抑えられ、おすすめです。
夕食は早めにとって、消化にしっかり時間をかけましょう。試合前日の夕食は就寝の3時間前にはすませるようにします。
また、激辛は腸への刺激になるので注意が必要です。程よくスパイシーなカレー程度にとどめておきましょう。
具材は何がいい?
カレーの具材はじゃがいも、にんじん、玉ねぎなど、スタンダードな野菜がよいでしょう。
じゃがいもは試合前に必要な糖質がとれますし、しっかり炒めた玉ねぎはカレーにコクを与え、その分ルウの使用を減らすことが出来ます。
また、かぼちゃも糖質がとれておすすめです。きのこやほうれん草など、食物繊維が多くお腹がはりやすい食材は控えましょう。
お肉はバラ肉など脂身の多い肉ではなく、ヒレ肉やモモ肉など、脂肪分の少ない部位を選びます。鶏肉なら皮を取り除くと○
しかし、脂肪分の少ない部位のお肉は、加熱すると固くなりがちです。
タンパク質分解酵素を含む、玉ねぎやパイナップルにつけ込む、肉を叩いて繊維を断ち切るなど、お肉を柔らかくするひと手間を加えると、よりおいしいカレーに仕上がります。
試合前日のカレー献立
ここからは試合前におすすめのカレー献立をご紹介します!
メニュー
<献立>
・豚もも肉とトマトのカレー(ごはん230g)
・かぼちゃの焼き浸し
・卵のお味噌汁
<栄養価>
エネルギー : 776kcal
タンパク質 : 33.6g
炭水化物: 147.6g
<ポイント>
・糖質がエネルギーになるのを助けるビタミンB1。豚肉は肉類の中でもビタミンB1が豊富で、試合前の食事にぴったりです。
・カレールウよりもヘルシーな、カレー粉を使って脂質を大幅にカット。その分コンソメやトマト缶でコクや旨味を足します。トマト缶を入れることにより具材が増えて、栄養価もアップ。
・炭水化物をたっぷり含むじゃがいもやかぼちゃを使い、エネルギーをしっかり補います。かぼちゃは油を使わず素焼きすることで、カロリーを抑えます。
レシピ(カレー)
材料(4人分) | |
角切り豚もも肉 | 280g |
塩こしょう | 少々 |
サラダ油 | 大さじ1.5 |
トマト缶 | 2缶 |
じゃがいも中サイズ | 3~4個 |
玉ねぎ | 1個 |
すりおろし玉ねぎ | 適量 |
にんじん | 1~2本 |
すりおろしにんにく | 適量 |
カレー粉 | 大さじ2 |
固形コンソメ | 2個 |
砂糖 | 小さじ2 |
<作り方>
1)豚もも肉は叩いてポリ袋に入れ、塩こしょう、すりおろし玉ねぎを入れて揉み込み、しばらく置いておきます。
2)鍋にサラダ油を熱し、薄切りにした玉ねぎを入れて炒めます。玉ねぎが透き通ってきたら、豚もも肉と一口大に切ったじゃがいも、にんじんを入れて更に炒めます。
3)ひたひたくらいに水を入れ、蓋をして具材が柔らかくなるまで煮ます。
4)具材に火が通ったら、トマト缶、すりおろしにんにく、カレー粉、固形コンソメ、砂糖を入れて煮込んだら出来上がり。
子ども達が大好きなカレー。カレーは野菜がたっぷりとれ、作り置きが出来るので忙しい夜にサッと出せるのも、よい点ですね。
試合前の献立に、お役立ちできましたら幸いです。
今回もご覧頂きありがとうございました!