トップ選手の食事と言われると、みなさんどんな食事を思い浮かべますか?
「たっぷりステーキを食べているんじゃない?」「鶏胸肉とブロッコリーばかり食べているの?」と思われる方も多いのではないでしょうか?
実際は「〇〇だけ」ではなくて、それぞれの体の中での働きをする栄養素を補うためには、たくさんの種類の食品からをとることが大切です。
今回は、プロのサッカー選手が実際に食べている食事を覗き見しながら、実際にお子様一人でも準備ができる内容も合わせてご紹介いたします!
プロサッカー選手の食事
こちらがサポートしているプロサッカー選手の実際のお食事です。
たくさんの種類の食材が使われています。お肉やお魚、色の濃い野菜がしっかりとそろっていますね。ここには写っていませんが、実際は、果物やヨーグルトもとっているそうです。
一見、たくさんのお皿があって、これをマネするのはハードルが高そうに感じますが、実はそんなに難しくはありません。実際に、この食事に近いものをジュニア年代(小中学生)の1食分量に合わせて、再現してみました。
サッカー少年向け献立
<献立>
・ごはん・・・150g
・みそ汁(にんじん、えのき、じゃがいも、わかめ)
・豚と小松菜の生姜焼き 付け合わせトマト
・納豆オクラ(しらす、のり、かつお節)
・タコぶつサラダ(ごま)
・ヨーグルト(キウイ、はちみつ)
<栄養価(1人分)>
カロリー | 790kcal |
タンパク質 | 49g |
脂質 | 19g |
炭水化物 | 120g |
ビタミンC | 131mg |
鉄 | 8.1mg |
カルシウム | 554g |
献立のポイント
献立のポイントは、3つあります。
●1つ目は、「緑黄色野菜」つまり、色の濃い野菜を使うこと。色の濃い野菜は免疫力を高めたり、活性酸素を消去するので疲労回復に働いたりと、アスリートには欠かせない存在です。
●2つ目は、タンパク質はいろんな種類からとることです。多くのトップ選手は、お肉とお魚どちらも1食の中に取り入れています。
このお食事の場合、お肉はメインおかずの豚肉から、お魚は副菜のたこ、しらすから、さらに大豆製品として納豆、乳製品としてヨーグルトと4種類のタンパク質食品が並んでいますね。
お魚を取り入れるのは抵抗のある方も多いと思いますが、焼き魚や煮魚でなくても、しらすや干しエビ、アサリなどでも手軽に魚介類の栄養を取り入れることができます。
●3つ目は、簡単に揃えられるようにすることです。今回、火を使った料理はお味噌汁と生姜焼きだけです。
副菜は全て「和えるだけ」「お皿に乗せるだけ」で完成しています。冷蔵庫に食材をストックしておけば、お子さんお一人でもバランスの良いお食事が揃えられますね。
今回は、トップ選手のお食事をもとにジュニアアスリートに向けてのお食事紹介でした!頑張る選手とそれを支える保護者の方へ、お役に立ちましたら幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。