ジュニアアスリートの食事

子供の体重を増やす食事とは?少量で高カロリーな食べ物9選!

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子供の体重を食事で増やすには

「子供が少食で痩せすぎ」

「ガリガリの体型なのでもっとしっかり食べてほしい」

大人は意識しても痩せるのに一苦労ですが、子供の場合はもっと太らせたいとお悩みの方も多いのではないでしょうか。

少食な子供であったり、スポーツをしていたりするとなかなか体重は増えないもの。

育ち盛り子供は成長する分のエネルギーが必要なのに加え、運動によるエネルギー消費も激しいとなると、意識して食事をとらないと体重は増えません。

そこで今回は子供の体重を増やすための食事方法と、少量でも高カロリーな食べ物・メニューについてご紹介します。

子供の体重を増やす食事と栄養

運動している子供

子供の体重が少ないのは基本的に、エネルギー(カロリー)の摂取量が消費量に対して少ないのが原因になります。

夏場で食欲が出なかったり、激しい運動をしているジュニアアスリートは特に体重が減りやすいです。

エネルギーになる栄養素は炭水化物(糖質)・タンパク質・脂質の3つ。これらを効率よくとることがポイントです。

とはいえ太りやすいからといって、単なるお菓子を与えるのはもちろん健康によくありません。

脂質もある程度は必要ですが、チョコやスナック菓子などのお菓子は脂質を取りすぎてしまいますし、将来的な食習慣にも悪影響になります。

脂質は意識しなくてもとれますので、できるだけ栄養価の高い糖質源・タンパク質源の食べ物からエネルギーを補給するようにしましょう。

体重を増やす食習慣

朝ごはんを食べる男の子

体重を増やすにあたり、食習慣をまず整えることも重要です。以下の点を意識することでガッシリとした体をつくりやすくなります。

よく噛んで食べる

よく噛んで食べないと食べ物がうまく消化されず、栄養を吸収できません。

いつもより5回多く噛む、少しずつ口に入れて食べるなどの意識をするとよいです。

朝食を欠かさない

朝ごはん抜きでは1日に必要なエネルギーをまかなうことは難しくなります。

昼食・夕食の前に、まずは朝ごはんからしっかり食べられるように少しずつ量を増やしていきましょう。

補食(間食)で食事回数を増やす

一度にたくさんの量を食べるのは苦しい食事になりがち。補食で食事回数を増やして食べる量を増やしましょう。

スポーツキッズにおすすめの補食についてはこちらをご参照ください。

ジュニアアスリートの補食の選び方 >

少量で高カロリーな食べ物・メニュー9選

ここからは高カロリーなおすすめの食べ物をご紹介します!

麺類(うどん・そばなど)

ご飯(白米)だけで体重を増やそうとすると苦しくなってしまいます。

麺類はご飯やパンと比べて食べやすくエネルギー補給がしやすいので、主食に積極的に取り入れましょう。

麺類の種類としてはインスタントラーメンでもいいのですが、どちらかというと添加物の少ないうどん・そばの方がヘルシーでよいと思います。

豚玉うどん

●おすすめメニュー:豚玉うどん(1人分)
ゆでうどん 1~2玉
・豚こま切れ肉 100g
・卵 1個
・ねぎ 適量
・めんつゆ(4倍濃縮) 40ml
・水 360ml

<作り方>
1)鍋にめんつゆと水を入れて煮立たせます。豚こま切れ肉を茹で、取り出しておきます。

2)肉を取り出した鍋にうどんを入れ、ほぐします。溶き卵を回し入れ、全体的に火を通します。

3)器に2)を盛り、1)のお肉と刻みねぎをのせたら出来上がり。

あんパン・くるみパン・レーズンパン

くるみパン

バターや生クリームがたっぷりなパンよりも、あんパンやくるみパン・レーズンパンがおすすめです。

あんパンは低脂質・高糖質で、タンパク質もある程度とれるので効率よくエネルギー補給できます。

またくるみパンは、くるみに含まれるオメガ3の良質な油とミネラルも一緒にとれるので栄養価が高いです。

和菓子(ようかん・カステラなど)

カステラ

お菓子の中でもようかんやまんじゅう・カステラといった和菓子類は、低脂肪かつ高糖質ものが多く、少食な方のエネルギー補給に役立ちます。

消化が早いことから運動前にとりやすい点もポイントです。

ご飯以上に多くなるのはよくありませんが、おやつに補助的に取り入れるのはよいでしょう。

バナナ+牛乳のスムージー

バナナジュース

バナナスムージーはバナナの糖質と牛乳のタンパク質が両方とれますので、バランスのとれたエネルギー補給になります。

りんごや小松菜などを合わせることで栄養価がさらに高まりますね。

朝ごはんを食べる習慣のない子には、バナナスムージーのような固形でないものからはじめて、少しずつ食べる習慣をつけていくのがよいでしょう。

フルーツ白玉

フルーツ白玉

白玉の栄養はほぼ糖質で、1個あたり30~40kcalあります。

フルーツ白玉なら食欲が出ない夏場でもとりいれやすく、果物のビタミンも合わせてとることができます。

お弁当のデザートに入れてもよいですね。

いも類のおかず(ポテトサラダなど)

ポテトサラダ

主食のご飯だけでエネルギー補給をするよりも、いも類のおかずをとり入れれば糖質量を増やすことができます。

逆にメニューに茹でブロッコリーや生野菜サラダがあったりしたら、ご飯をたくさん食べることもできなくなってしまいますね。(痩せたい方にはとてもいいのですが。。)

じゃがいもやさつまいもはビタミンCや食物繊維の栄養素も含まれています。

ポテトサラダ、さつまいもの味噌汁、肉じゃが、豚とじゃがいもの角煮など、色々なバリエーションでいも類をとりいれてみましょう。

かぼちゃスープ

かぼちゃスープ

野菜の中でもかぼちゃは糖質がしっかりとれる数少ない野菜で、β-カロテンやビタミンEなどの栄養も豊富です。

かぼちゃスープは牛乳のタンパク質・脂質と合わせてバランスよくエネルギー補給ができます。

 

鮭とたまごのおにぎり、かぼちゃスープ、ジュニアプロテイン牛乳割り

【献立例】
・コロコロおにぎり
・かぼちゃスープ
・ジュニアプロテイン

少食ジュニアアスリートのための献立メニュー >

エネルギーゼリー

エネルギーゼリーは鉄分入り、プロテイン入りなど種類が豊富なので糖質以外の部分にも注目して選んでみましょう。

運動直前や運動中で補給できる点もメリット。

プロテイン+粉飴

個包装タイプの粉飴

粉飴(こなあめ)とは「マルトデキストリン」ともいい、デンプンを分解した炭水化物の一種です。

粉末を利用したことのある方は少ないと思いますが、エネルギーゼリーなどの原材料として実は広く使われています。

ほぼ無味無臭で、プロテインに混ぜるのがおすすめです。

粉飴について詳しくは以下の記事をご参照ください。

太りたい子供にはプロテインに粉飴(マルトデキストリン)が良い理由 >

 

ご飯だけでエネルギー補給をしようとするのではなく、色々な食べ物をとりいれた方が無理なく体重を増やすことができると思います。

お子さまの大きな体づくりに役立ちましたら幸いです。

今回も最後までお読み頂きありがとうございました!

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